SHAREは、健康/未病の方々に「運動する楽しさ」を体感して頂き、健康的な生活習慣に導いていくフィットネスチーム(1次予防)から、生活習慣病等のなんらかの診断名や症状のある方々を医療機関と連携しながら改善に導くメディカルフィットネスチーム(2次予防)、そして病気・後遺症・障がいと共に生活することをポジティブにサポートするキュア&リハビリチーム(3次予防)があって、人生を包括的にカバーできる組織体となっています。
我々は、本気で予防介護に取り組み「運動」というサービスを提供する中で、様々な疾病・疾患を抱えた方のリスクにも向き合っていかなければなりません。
病気リスクやケガのリスクがあるから運動ができない。運動するのがこわい。という方でも、安心・安全に運動ができるチェーンとして「リスク管理研修」を行いました。
まず前提として、我々は全事業所の介護職員、メディカルフィットネスコーチ、フィットネスコーチ全員が、消防局で行っている「普通救命講習」を受講し、認定証を取得しています。
普通救命講習では、有事の際に心肺蘇生の方法やAEDの使い方などを学びますが、今回行ったリスク管理研修は、さらに踏み込んだフィットネスで起こり得る、「低血糖」「過呼吸」「熱中症」「急性外傷(ケガ)」に於ける事故予防と応急処置について学び、運動の中止基準・判断、医療機関への受診勧奨の判断基準について学びました。
講師の方々は、札幌市から委託を受け消防局で普通救命講習、応急手当普及員講習などを請け負っている株式会社DAZZLINGの元救急救命士・看護師・保健師さんに弊社のフィットネスの現場用にカスタマイズした内容で行っていただきました。
事故が起こってしまった際に迅速かつ適切な対応ができることはもちろんですが、そもそも事故を起きないようにリスク管理しておくことが非常に大事なことだと思っています。
我々は日々の会員様との関わりの中で、体調のヒアリングや全店血圧計の設置、内科的疾患のあるメディカル会員様には心拍装置を装着していただき、運動中の心拍数を管理しながら行っています。
また、ヒヤリハットにも力を入れており、現場から挙がってきたヒヤリハットを元に、原因究明・対策会議を行っています。
ハインリッヒの法則では、1件の重大な事故の背後には、重大事故に至らなかった29件の軽微な事故が隠れており、さらにその背後には事故寸前だった300件のヒヤリハットが存在する。と定義づけられています。
私たち全職員は、1次予防から3次予防まで包括的に一人一人の人生をカバーしていく中で、常にリスクと隣り合わせということを強く認識し、通われるご利用者、会員様、ご紹介していただいている医療機関の方々に、安心・安全なチェーンだから任せられる!と思っていただけるよう、これからも邁進してまいります。
Comments